ケーススタディ

銘柄選択のケーススタディ1| 時流を掴む銘柄選択で株価が2倍に

相場は変化の連続です。時に世の中が想定していない大きな変化が起き、株価が急騰・急落することもあります。
そのようなときに大切なのは、スピード感を持って新たな相場の方向性を見極め売買することです。
判断が早ければ早いほど、変化が生み出す新たなスター銘柄の初動に乗れる確率が高まります。
こういう大きな変化は2018年もありましょう。ですから、過去の事例も役立ちましょう、今のうちに学んでおきましょう。
その例として、2016年11月に行われた米国大統領選挙を取り上げてみましょう。

大統領選挙の背景

トランプ大統領の誕生は世界中に大きな衝撃を与えました。開票開始直前までクリントンが圧倒的に優勢だと報じられていましたし、そのような情報を踏まえて、市場もクリントン大統領誕生後の政策や経済を想定していました。
具体的には、IT関連が買われたり、富裕層を中心とする資本主義経済が継続するといったことが予想されし、市場や株価もその予想を織り込んでいきました。
しかし、蓋を開けてみれば大外れです。テキサスやデトロイトがあるミシガンなどでトランプ候補が労働者の支持を集め、世間の予想を180度くつがえすことになりました。

余談ですが、世間の「こうなるだろう」という予想が大外れすることは相場の世界でよく見られる現象です。予想が論理的であるほど予想通りにならず、逆の結果が出たインパクトによって予想に乗っかった人が痛手を受けるというパターンです。同年6月に行われた英国の国民投票も同じパターンの大逆転だったといえるでしょう。

リクルートを買い推奨した理由

トランプ大統領の誕生により、相場つきがどう変わるか。
これは未知の世界でした。
トランプ勝利が11月8日でしたが、当社はまもなく、リクルートHD(6098)を買い推奨しました。推奨日は11月14日。推奨価格は1391円(分割後の株価)です。
リクルートは紙とネット媒体で情報提供を行う東証一部の企業で、2014年に上場。求人情報を主としながらも、グルメ、美容などのライフスタイル、エンターテインメント分野のメディアも運営しており、最近ではアルバイト情報を横断的にまとめたサイト「インディード」が急成長しています。
リクルートの事業とトランプ大統領の政策が絡むかどうかははっきりとしませんでした。ただ、トランプ大統領が選出された背景として、雇用問題の解消という期待が非常に強くありました。キャペーン中も雇用について幾度となく言及していましたし、トランプ政権に変わることで米国内の雇用状況だけでなく、日本の経済や雇用状況も改善する可能性が高まったのです。
このタイミングでは雇用に強いリクルートのような株は外れる可能性が小さく、ホットペッパー事業と共に注目が集まるであろうと判断しました。

購入後の展開

推奨後の株価は堅調に推移し、2017年12月8日時点の株価は2701.5円。1391円から約1年で1.9倍になっています。また、買い推奨以降しばらく経ってからは二度とこのような株価では買えない株価で推奨できました。
こういった、そのときにその株価でしか買えない推奨こそ、その時点で買うべき“本当に買い推奨すべき銘柄”なのです。例えば、時流に合っていないと、すぐに売らないといけなかったり、思うように資金が増えなくなってしまったりするものです。リクルートだからこそ、今でも資産増加に寄与できると言えるのです。

初動を捉えるポイント

相場に大きな変化が起きると、それまで注目されていなかったセクターが急に関心を集めたり、出来高が少なかった銘柄に大きな資金が入ってきたりすることがあります。初動を捉えるためには、そのような変化を察知し、素早く臨機応変に対応していくことが重要です。
初動でドンピシャの銘柄に乗ると後がとても楽になります。逆に出遅れてしまうと、どんどん買いづらくなってしまうのが常です。
初動で買えるということは、その後の売買回数を抑えることにもつながります。変化の中、疑心暗鬼で買った株で不安になったり、その不安から忙しく売買したり、結果として薄利で終わったりしてしまうといったことも、きちんと初動段階で捉えられれば避けることができます。
相場は常に変化していますし、今回のような大きな変化も必ず起きるはずです。
そのときになって慌てないように、弊社では常に色んなことにアンテナを張っております。
そういう準備があるからこそ、タイムリーな買い推奨が可能となるのです。
買い推奨銘柄は突然出てくるものではなく、水面下では準備を進めており、タイミングを見計らって、出していきます。

本連載は、自著『資金30万円を巨額資産に大化けさせる 銘柄「乗り換え」株式投資法』(幻冬舎)から一部を抜粋したものです。本コラムは実際の投資の成功を保証するものではありません。本コラムを用いた運用は必ずご自身の責任と判断によって行ってください。本コラムの内容に関して運用した結果については、ライジングブル投資顧問株式会社はいかなる責任も負いかねます。なお、本コラムに記載されているデータや法令等は、いずれも執筆当時(2017年12月)のものであり、変更されていることがあります。
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プロフィール

藤村

ライジングブル投資顧問株式会社

代表取締役社長 藤村 哲也

【経歴】

1965年生まれ。横浜市立大学経営学科卒業。1990年太平洋証券(現・三菱UFJモルガンスタンレー証券)入社、証券営業を経て1996年より投資情報部で証券アナリストとして勤務。合併により2000年よりUFJつばさ証券(現・三菱UFJモルガンスタンレー証券)に勤務し、最終役職はUFJつばさ証券部長代理。独立後、2003年6月にライジングブル投資顧問株式会社を設立。中国株、日本株情報サイトを運営し、会員向けに株による財産形成を総合的にサポートしている。Yahoo! ファイナンス 投資の達人、All About株式ガイド。

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